１日目 その１ 初教習 こんなに大変だとは・・

まずはプロテクターを着けるところから

受け付けを済ませると、
オートバイの人用の待合室が別にあるので
そこにいるように言われた。

教習所内は20歳前後の若い人と
高齢者教習で来ている年配の方がほとんどだった。

でも、みんな車。
オートバイの人はいないみたい。

時間になり、今日の担当S教官がやってきた。

まず、プロテクターを付ける。
なんだか、戦国武将になったような気分。

プロテクターは大きくて、ブカブカだった。
ちゃんと役目を果たしてくれるのだろうか？

S教官

では準備をしてバイクのところに行きましょう

私

あれっ。。金具の止め方がわからない・・

Ｓ教官

どうしました？

私

あの。。すみません。このヘルメット、どうやって被るんですか？

Ｓ教官

あー。昔のタイプのヘルメットは、ちょっと面倒なんですよね。

こんな調子で、私は何もかも無知な状態だったのです。

初乗車。スペイシー (SPACY) の挙動がわからない。。

乗るときの儀式は練習してきたので、
そこまでは問題なかった。

でも、いざ走ろうとすると・・

私

きゃーーー！！！

うまくバランスが取れないし、
アクセルやブレーキをどの位かければ
オートバイがどんな反応をするのか、
良くわからない。

私

こっ、怖い。。こんな小さなスクーターなのに・・

Ｓ教官

スピードが出れば安定しますから。
左足出さないで。危ないですよ。

ただまっすぐ走りたいだけなのに～(泣)。

右左折。バンク？なにそれ？

なんとか外周を走れるようになったら、今度は右左折。
S教官の後を付いて走る。

S教官

遠くを見てください。

S教官

下を見ないで。俺の背中を見てください～。

S教官

ハンドルを切るのではなくて、行きたい方向に身体を向けてください。

私はS教官が言っていることがわからなかった。

私

行きたい方向に行くには、ハンドルを切ればいいんじゃないの？

だって車の場合はそうだし。

行きたい方に身体を傾けて曲がる(=バンクさせる)
なんて怖くてできないよ～。。

さらに、車と違って
オートバイは、ハンドルを戻してもウインカーは戻らない。

次にブレーキの練習

AT車はクラッチがないので、
低速でバランスをコントロールしたい場合、
アクセルを開いた状態で後ろブレーキをかけて
速度調整するらしい。

まず、低速で走り、

ということをやった。

坂道発進のあとは下りになるので、
後ろブレーキで調節するということだった。

最後にS教官のオートバイの後ろに乗ってみた

Ｓ教官

ちょっとバイクの後ろに乗ってみますか？スピード出したりはしないので。

私

はい！！

Ｓ教官

今日はやらないですけど、これからS字とか一本橋も練習していきます。

と言って、私を後ろに乗せたまま、一本橋を渡ろうとした
・・ら、途中で落ちてしまった。

２回目に挑戦したけれど、また落ちた。

教官でも小型MTバイクに２人乗りした状態で、
一本橋を渡り切るのは難しかったらしい。

大丈夫かなー、一本橋。。
なんだか不安になってきた。

疲れた。まさかこんなに大変だったとは・・

ということで、本日の教習は終了。

まだ一段階の半分も終わっていないのに、
いろいろなことを詰め込まれて、頭がパンクしそうだった。

Ｓ教官

疲れたでしょう？小型ATは簡単そうに見えて、やることいっぱいあるので、結構大変なんですよ。

私

はい。。こんなに大変だとは思っていませんでした。AT小型限定免許って受ける人、あまりいないんですか？

Ｓ教官

年に３人位ですね。仕事で使うという方が多いです。

本当に疲れた。
小型ATなんて50ccの延長のように思っていた。
完全に舐めていた。

暑かったせいか、ヘルメットが合っていないのか、
なんだか頭が痛い。。

その２へ続く↓